いつも脳に知的刺激を与える習慣を
今回の結果について、アラディ博士はこうコメントしている。
「失語症の発症率が同じだったのは、言語能力が優れているから認知症になりにくいというわけではないことの証明です。バイリンガルに認知機能が正常な人が多かったのは、複数の言語を話す能力のおかげではなく、相手によって言語をすぐに切り替える日常の習慣が脳にいい影響を与えているのです。この結果は、モノリンガルの人も他の言葉を覚えなさいと言っているのではなく、いつも脳に知的刺激を与える習慣を持ちなさいと教えているのです」
なおJ-CASTヘルスケアでは2015年11月18日、「カレーを食べるインド人はボケにくいってホント?」という記事を掲載したが、インド人が認知症になりにくいのはカレー以外の要素もあったようだ。