耳の気圧センサーが敏感すぎるとストレスに
MCの井ノ原快彦「どうして天気と頭痛が関係あるの?」
西堀アナが、佐藤教授から聞いてきた気圧と頭痛のメカニズムを説明する。
「人間の耳には内耳という平衡感覚を司る器官があり、内耳に気圧の変化を捉えるセンサーがあります。気圧センサーが敏感な人は、気圧のわずかな変化でも平衡感覚が狂い、『体が揺れているよ~』と脳に伝えます。ところが、目からは『揺れていないよ~』という情報が伝えられ、脳が混乱してストレスを感じます。そのストレスが全身の神経に伝わり、頭痛や関節痛などの体調不良につながるのです」
MCの有働由美子「へえ~、そうなんだ」
ここで毎日、天気予報のサイトから気象データを記録し、頭痛を防いでいる福田佳織里さんが登場。福田さんは頭痛もちだが、気圧が大きく変わりそうだとわかると、頭痛が起こる前に「クルマの酔い止めの薬」を飲んで効果を上げている。
MCの柳澤秀夫「鎮痛剤じゃなくて、なぜ、クルマの酔い止めの薬なの?」
西堀アナ「クルマ酔いも内耳の平衡感覚が狂う点では、気圧の変化と同じメカニズムだからです。ただし、酔い止めの薬が頭痛に効くには2つ条件があります。1つ目は、頭痛の原因が気圧の変化だとわかっていること。2つ目は頭痛が起こる前に飲むことです」