幼児の遊び相手は「母親」が圧倒的に 「友だち」は20年で半減

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   保育所や幼稚園が終わると、子どもが遊ぶ相手は「友だち」よりも「母親」が圧倒的に多いことが、2015年11月25日にベネッセ教育総合研究所が発表した調査で明らかになった。友だちと遊ぶ子どもは、この20年間で半減し、「母親ベッタリ」になっている現状が浮き彫りになった。

   同研究所は、1995年から5年ごとに、首都圏に住む6歳以下の未就学児をもつ保護者を対象に「生活アンケート」を行っている。今回は2015年2~3月に保護者4034人から回答を得た。このなかで、平日に保育所や幼稚園以外に子どもが遊ぶ相手は誰が多いか、複数回答で尋ねると、「母親」が最も多く86.0%、次いで「きょうだい」が49.3%、「友だち」が27.3%だった。20年前の1995年の調査では、「母親」より「友だち」の方が多く56.1%だったが、半減して3割に満たなくなった。

   同研究所の担当者は「共働きの親が増えて保育所で過ごす時間が長くなったため、友だちと遊ぶことが減ったのでしょう。また、少子化によって公園で遊ぶ子どもが減ったこともあります」と話している。

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