東京都の仲介で両者が話し合いを続行中
同校は新スタジオについて、旧本社ビルの南館や西館が面する大通り(日テレ通り)沿いに建てるか、段階的に建てて欲しいという趣旨の陳情書を15年6月に東京都へ提出。現在、都の仲介を受けて日テレとの話し合いを進めている。同校の担当者は、
「もっと教育環境に配慮する形で建設を進めてもらいたいです。麹町は雙葉学園さんや麹町女子学園さんなど創立100年を超える学校もたくさんある、落ち着いた、静かで、文化的な土地です。もっと、建築物が教育機関と融合して地域の質を高めていく、という考えがあってもいいんじゃないでしょうか」
日テレ側も、新スタジオ完成後は芸能人の出待ちや観覧客を敷地内に入れる、女子学院側に窓を作らない、といった配慮を示しており、工事中の騒音も「何らかの対応はする」と約束しているようだ。
新スタジオ建設に関する日テレの見解はどういったものか。取材を申し込んだが、「担当者が終日不在」とのことで話を聞けなかった。