NHK山形「お天気おねえさん」は降板? ネットでは同情が集まり、「笑顔で復活してほしい」

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   NHK山形放送局の「お天気おねえさん」が原稿を読んでいるうちに涙声になり、ついに泣き出してしまい原稿が読めなくなる、というハプニングが起こった。

   ネット上では彼女の悲しそうな表情に同情が集まり、「明日は笑顔で復活してほしい」といった応援メッセージが寄せられた。

  • 岡田さんは長野県出身で大学卒業後にはモデル事務所に所属。ケーブルテレビで天気コーナーを担当したことをきっかけに2010年秋に気象予報士の資格を取得した。(写真は所属するウェザーマップの公式ホームページのスクリーンショット)
    岡田さんは長野県出身で大学卒業後にはモデル事務所に所属。ケーブルテレビで天気コーナーを担当したことをきっかけに2010年秋に気象予報士の資格を取得した。(写真は所属するウェザーマップの公式ホームページのスクリーンショット)
  • 岡田さんは長野県出身で大学卒業後にはモデル事務所に所属。ケーブルテレビで天気コーナーを担当したことをきっかけに2010年秋に気象予報士の資格を取得した。(写真は所属するウェザーマップの公式ホームページのスクリーンショット)

「お天気コーナーでお見苦しい点がありました」

   「お姉さん」が泣き出してしまったのは2015年12月1日放送のNHK総合「ニュースやまがた6時」(月~金曜日 18時10分~19時)。午後6時半からお天気コーナーが始まり、気象予報士の岡田みはるさんが山形県内の天気を伝えていた。

   「現在の鶴岡を見てみましょう」と語った際にスクリーンに映ったのは新庄市の夜景だった。スタッフの「新庄」「新庄」という声が聞こえ、岡田さんは鶴岡を新庄に言い直して放送が続いた。異変が起きたのはその30秒後。涙声交じりで原稿が読まれるようになり、とうとう声が止まった。

   天気予報の開始から1分30秒後、涙を流しながらうつむき、手で涙を拭う姿があった。予報を再開するも声が裏返り、よく聞き取れない状態で、鼻をすする音まで聞こえてきた。なんとかコーナーを終えたものの、メインスタジオにカメラが切り替わると凍り付いた状態に。メインキャスターの片山智彦アナウンサーは呆然となりながらうつむいていた。ようやく、

「失礼しました。では、ニュースを続けます」

と口を開いた。番組の最後では、

「お天気コーナーでお見苦しい点がありました」

と謝罪した。

   この出来事にネットが騒然となり、

「うちの母親なんか『なんだべ!?親が死んだとか?ペットが死んだとか?』なんて言うしwwwwwwww」

といった書き込みが掲示板に出ることに。原因として、局内でのイジメ説や、放送直前に恋人が事故死、彼氏にフラれた、上司に怒られたなどといった何の根拠もない噂が出る事になった。

想定と違った映像が出たためうまくコメントができずに泣いた

   いったいどうしてこんな事が起こってしまったのか。15年12月2日放送の読売テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」でも検証が行われ、司会の宮根誠司さんは、

「彼女が間違ったんじゃないと思う。悔しかったんだと思う」

などと解説した。岡田さんはきっちりと段取りを組み、それを遂行しようとしていたのに、スタッフが画面選択を間違ってしまったというのだ。そして、

「人間ぽくて良い」

と擁護し、NHKでは無理だが実は民放ならオイシイ展開であり、これをネタに番組をさらに盛り上げることができる、と語った。ネットでも岡田さんの悲しそうな表情を見た人から、同情と応援の声が強くあり、

「なんか、こっちまで泣いちゃった」
「このお姉さんは許してあげて欲しい。何があったか知らないが可哀想なのは間違いない」
「NHK山形のお天気お姉さんのお陰で、山形県民の方と心が一つになれた気がするwww どーした?どーした?ってゆーあのドキドキ感www どうか降ろさないであげてwww」
「明日は笑顔で復活してほしい」

などといった感想が掲示板やツイッターに出た。

   いったい何があったのか。所属事務所のウェザーマップの子会社キャスター・プロに話を聞いてみたところ、今回の件の詳細はNHK山形に任せている、ということだった。

   NHK山形はJ-CASTニュースの取材に対し、泣いてしまったのは岡田さんが当初想定していたお天気カメラの場所と違った場所の映像が出てしまい、動揺してうまくコメントが伝えられなかったからだという。今後については、15年12月2日の放送は休み、今後の出演については岡田さんと所属事務所と相談して決めたい、と明かした。

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