席譲ったら「ふざけるな」と激怒される 「モンスター老人」巡る投書が大反響

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席を譲ってもらった挙句「居心地悪い」という老人も

   「モンスター老人」をめぐる新聞投稿は、これまでもたびたび話題になってきた。

   2012年12月27日、朝日新聞に掲載された60代男性の投書はその代表だ。男性は混雑した新幹線に乗った際、空席を求めて行ったり来たりしたそうだ。小型犬や子どものために指定席を確保している乗客に不満をにじませ、子どもを母親のひざの上に座らせてようやく獲得した席についても「居心地の悪さ」を感じたとつづる内容だった。

   掲載直後、ネット上で「図々しい」「子どもが座っているのをどかせたのか」と非難する声があふれた。

   同じく朝日新聞で2014年11月14日、飲食店で働く40代女性が自らの体験談を交え、マナーが悪いのは中高年の男性だと指摘。「嘆くべきは常識のない若者ではなく、お手本にならない大人たちではないでしょうか」と投稿し、賛同を集めた。

   もちろん同世代ながら、モンスター老人を批判し、若者を応援する高齢者もいる。「席譲ったら『ふざけるな』とは...」の投書について、「同じ老人として、本当に恥ずかしい」とした70代女性の意見も掲載された。この女性は若者のマナーのよさに接することは多いという。

「老人の10人のうち9人は、あなたの優しさに心を温められたと思いますよ。たまたま、例外の1人に出会ってしまったのです。めげないでね」

と少年を気づかい、励ます内容だった。

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