「トリプルスリー」なんて聞いたことない! 流行語大賞選出に疑問の声続々

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   年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」が発表され、2015年は「トリプルスリー」と「爆買い」が年間大賞に選ばれた。

   「トリプルスリーって何?」――インターネット上には、発表直後からこんな書き込みが相次ぎ、著名人からも選考結果に対する疑問の声が上がっている。

  • 爆笑問題の田中裕二さんも「野球を知らない人はほぼ知らない言葉」
    爆笑問題の田中裕二さんも「野球を知らない人はほぼ知らない言葉」
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尾木ママ「国民的認知度はいかばかりでしょうか?」

   トリプルスリーは、プロ野球選手が同一シーズンに「打率3割、本塁打30本、盗塁30個」を記録すること。15年シーズンにはソフトバンクの柳田悠岐選手とヤクルトの山田哲人選手が同時に達成した。

   過去8人しか成し遂げられなかった「偉業」とあり、話題になったことは確かだ。しかし、大賞受賞には首をかしげる人が少なくない。

   教育評論家の「尾木ママ」こと尾木直樹さんは発表当日の12月1日、「なんだかしっくり来ない」と、モヤモヤした心境をブログにつづった。

   中国人を中心とする訪日外国人が家電製品などを大量に購入していくことを意味する「爆買い」については「至極当然 納得できます!!」とするが、トリプルスリーについては、野球ファンなら当然知っているとしながらも、

「でもでも 国民的認知度はいかばかりでしょうか?」

と、疑問を投げかけた。

   同日放送のラジオ番組では、野球好きで知られる爆笑問題の田中裕二さんも「正直、野球を知らない人はほぼ知らない言葉」だと指摘。「野球ファンですら『それが流行語大賞はないだろう』と思っちゃう」ともいい、選考結果に違和感を示した。

   実際、ツイッター上では、発表直後から「トリプルスリーって何?」「きいたことない...」「みんな知ってるの?」との書き込みが目立つ。

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