ファンとの大事な約束を破ったことに対する反感
そもそも「ももクロ」と紅白は切り離せない存在なのだ。新人の頃は「紅白に出よう」と誓いながらNHKホール近くの路上でライブをしていた、というのは有名な話で、当時のメンバーは6人いた。この6人で紅白出場を目指すも、早見あかりさんが11年に脱退。しかし「6人全員で出る」という目標は捨てず、12年に紅白初出場した際には早見さん1人分のポジションを空け、早見さんの名前をメンバー紹介で出した。次の目標としては、早見さんが女優として大成して紅白の審査員になり、舞台上の5人との共演を目指していた。昨年の14年は急病で有安杏果さんが出場できず、ファンからのメッセージが書かれた衣装を着る予定だったため、「次の紅白で着る」と発表している。今年の落選が決まった時にはメンバー全員がショックを受け、リーダーの百田夏菜子さんが、
「もう泣き疲れた。笑 今でも情けないくらい紅白ってワードを口にするだけで涙がでてくる」
などとブログに書き悔しさを滲ませていた。卒業など考えられない状態なのだ。
今回の紅白卒業宣言は所属事務所の「暴走」なのではないか、とも報じられている。ももクロの育ての親でもあるプロデューサー・川上アキラさんはツイッターで、
「今回落っこちたの受けての卒業」
などと説明したため、ネットでは「メンバーが可愛そうだ」といった声があがった。
今回の村本さんのラジオでの発言を知ったファンは、「ももクロ」が紅白卒業で批判されているのは「何様のつもりだ」とか「落ちてから言うのはダサイ」などという話ではなく、
「一番の問題は、ファンと約束をしていた、いつか必ず6人で、紅白の舞台に立つ!って事と、去年病欠したメンバーと必ず5人で!って約束をしている。そーいった、大事な約束を反故にするような事だったから反感をかったと思う」
などと掲示板で説明している。