肥満予防や血中脂質の増加抑制が期待できる「この飲料」
もうひとつの課題だった朝食。管理栄養士から、食物繊維を含まない濃縮還元ジュースばかり飲んでいては、かえって血糖値の上昇を招く恐れがあると指摘されていた。
キヨシさん「自分でも心配になって、ある日の朝、プレーンヨーグルトに挑戦したんですよ」
編集部「どうでしたか」
キヨシさん「ひと口でギブアップでした。私には合わないみたいで...」
管理栄養士に勧められたバナナや「飲むヨーグルト」も、朝は口に入れるのを避けたいと話していた。選択肢が減っていく中、可能性を探した。
キヨシさん「翌朝コンビニの棚を眺めていたら、豆乳が目に入ったんです。何となく買ってみたんですね」
編集部「飲んでみて、いかがでした」
キヨシさん「なんとこれが、相性バッチリ。甘すぎないし、自分の好みにピッタリでした」
これまでほとんど飲んだことがなく、買ったのは偶然。これがキヨシさんの朝食改善に道を開く可能性が大きくなってきた。
管理栄養士に取材すると、「豆乳は朝食にお勧め」と大賛成だ。豆乳に含まれるタンパク質は血糖値の急上昇を抑え、また大豆イソフラボンや大豆サポニンには肥満予防や血中脂質の増加抑制が期待できるという。
キヨシさんが購入したのは、豆乳を飲みやすくするため加糖したりカルシウム成分を含んだりしている「調整豆乳」。また、イチゴ味やコーヒー味のような「豆乳飲料」もある。これに対して、添加物を一切入れていない「成分無調整豆乳」もあり、栄養面ではこれが最も望ましい。しかし管理栄養士は、「それぞれの特徴を知ったうえでストレスなく続けられるものを選んでください」と言う。最初は調整豆乳や豆乳飲料からスタートしても、問題ない。
キヨシさん「今や毎朝豆乳を飲みたいぐらいですよ」
久々に、調子に乗りまくったキヨシさんのドヤ顔が見られた。