口でリズムを作り出すヒューマンビートボクサーというアーティスト
所属しているプロダクションUUUMによれば、ユーチューブ内のチャンネル「HikakinTV」の登録者は15年11月20日現在で257万人。日本国内の企業、個人を含め1位だ。ユーチューブにはこれ以外に3つのチャンネルを持っていて、総登録者数は620万人、総再生回数は26億回を突破した。月の再生回数は1億を超えている。また15年 に実の兄のSEIKINと「YouTubeテーマソング」を発表したところ、YouTubeのミュージックビデオ再生回数が1500万回を超えた。
どうしてこれほどの人気者になったのか。きっかけは10年6月17日にアップロードした「Super Mario Beatbox」という動画だ。ヒキカンさんは口でリズムを作り出すヒューマンビートボクサーというアーティストでもあり、その特技を披露した動画が凄すぎると世界中でニュースになった。約3300万回再生され、13年にはこの動画見たロックバンド「エアロスミス」からオファーがあり、彼らのツアーに参加している。毎日午後7時に公開している動画は商品レビューや料理、ゲーム、カラオケなど多岐に渡っていて、「超すっぱい【スッパスギール】全部一気に食べてみた!」「中学の時に録音したカセットテープ聴いてみた!」などといったタイトルがある。長さは3分から10分程度で、芸能人というより「クラスの人気者」「子どものお兄さん」というノリが特徴だ。イベントを開くと小学生を中心とした子供たちが多く集まってくる。また、
「自分もひかきんさんを見習ってyoutube始めました」
といったメッセージも寄せられ、新たなユーチューバ―誕生にも一役買っているようだ。