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「好きなことをおやり」で治った!?40年来の耳鳴り

小山「最後に登場するのは、40年近くも耳鳴りに悩まされた人が、意外なチョイスで回復した物語です」。

   75歳の男性Tさんに耳鳴りが始まったのは29歳の時だ。左耳の中にセミが2~3匹いるような音が続き、夜も眠れなくなった。多くの医師を訪ね歩き、様々な治療を試みたが治らなかった。7年前、石井医師に診察してもらうと、これまでしたことがない検査を受けた。ストレステストである。その結果、Tさんが強いストレスを抱えていることがわかった。そこで石井医師がTさんに勧めた治療法というのが、「好きなことをおやりなさい」というものだった。

   Tさんが語る。「『コレ、耳鳴りと関係ないんじゃない?』と先生に聞いたことがあります。すると先生は『頭の中を開けて、いじくるのが治療ではない。あなた自身が考え方を変えないといけない』と言いました。リタイアした後なので、ゴルフ、読書......。好きなことを始めました」。いまTさんは仏像彫刻に夢中になっている。1日5時間ノミをふるう。好きなことに没頭している間は耳鳴りが起こらない。「穏やかな時間が持てることがうれしいです」とTさん。

星田「う~ん、こうなると人間って脳の中に何もかもあるんですね」
浜島「自分を解放してあげると、脳も感度を下げるわけですね」。
石井医師「耳鳴りは健康のバロメーターです。必ず体の変調が起こっています。オススメは心地よい汗をかくことと、楽しいことを始めることです」
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