長女は次女より太りやすい 生まれる前から「悲しき」体質

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   妹や弟の面倒をみて何かと苦労の絶えないお姉ちゃんだが、長女の方が次女より太りやすいという、トホホホな調査結果をニュージーランドのオークランド大学の研究チームがまとめ、国際疫学雑誌「JECH」の2015年8月27日号に発表した。

   研究チームは1973~1988年に生まれた人々のスウェーデンの出生登録データをもとに、1万3406組の姉妹、総人数約2万9000人(一部3姉妹を含む)を対象に選んだ。そして生まれた時の身長、体重や、成人後の身長、体重の記録を分析、姉妹のBMI(肥満指数)などを測った。

  • お姉ちゃんは小さい時から頑張ってるのに
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肥満になるリスクは40%増

   その結果、出生時は長女の方が次女よりかなり小さい傾向がみられた。しかし、それにもかかわらず成人後の最初の妊娠初期のBMIでは、長女が次女よりわずかに(2.4%)上回った。そして、その後の体重などを比較した結果、長女が次女より過体重(BMI25~30)になるリスクは29%高く、さらに肥満(BMI30~)になるリスクは40%上昇した。また、身長は長女がほんのわずか(1.2ミリ)高かった。

   もともとこの研究は、少子化で家族の数が減っていることが、世界的規模で肥満が進む理由になっているという仮説を立証するためのもの。その中で、生まれた順番が、女性の身長、体重にどう影響を与えるか調べるために行われた。

   ところで、なぜ長女の方が太りやすいのだろう? やはり、姉妹が何人かいる家庭では、上の子が食べたいものをすばやく取ってしまうため? あるいは、お姉ちゃんであるプレッシャーからつい食べ過ぎてしまうため?

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