ゆるキャラグランプリ「家康くん」雪辱の裏事情 2年前の「油断」教訓に地元浜松の必勝策

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今年は直接投票で首位の10倍得票で逆転優勝

   さらに、13年までネット投票のみで優勝を決めていた方式が、14年からはネット投票と本選での直接投票で優勝が決まることに変更されたことも有効に活用した。15年の本選は、浜松市西区のキャンプ場で11月21日から23日まで「ゆるキャラグランプリ2015 in 出世の街浜松」として開催され、直接投票はネット投票の1票に対し1.5票で計算される事になった。

   ネット投票は11月16日に締め切られた。結果は「家康くん」は690万4159票で、691万1592票の愛媛県の「みきゃん」に次ぐ2位だった。

   21日から23日までの本選では、市が、投票に行ってほしい、「家康くん」を勝たせてほしいと市民に呼びかけた結果、直接投票は「家康くん」4万9302票、「みきゃん」の4182票と10倍以上の差が付いた。総合結果は「家康くん」の695万3461票、「みきゃん」の691万5774票で「家康くん」が逆転優勝を果たしたことが発表されると、本選に集まっていた観衆から大歓声が上がった。地の利が生きた結果となり、これについて観光・シティプロモーション課は、

「決選投票が地元の浜松でなければ優勝は難しかったとおもいます。市民が投票に駆けつけてくれたことは、ゆるキャラグランプリ自体が地域のPRと活性化を目指すという狙いに合致していて、そうした点でも成功と言えるのではないでしょうか」

と話している。

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