ブラジャーを24時間着用し続けると乳がんの危険性
ブラジャーの着用と胸の下垂の関係でしばしば議論になることがほかにもある。就寝時に「着けて寝るか、外して寝るか」だ。
「着けて寝る派」は、形が崩れないようにという配慮だ。寝返りをうったりして体を動かすなかで胸も揺れる。そうなればクーパー靭帯が伸びて垂れる原因になるのではないか、との心配もうなずける。
これに対して2014年11月01付「女子SPA!」で、東京や大阪でバストケア専門サロンを経営する戸瀬恭子さんは「寝るときには体を解放してください」と、ブラジャーを外すよう勧めている。
戸瀬さんは米国での研究を引き合いに出し、ブラジャーを24時間着用している女性のうち75%が乳がんを発症している、また12時間以上着用している女性は、12時間未満の人と比べて乳がんになる可能性が21倍高いと話した。「肌に身に着けるものはリンパを押さえつけて、血液の流れを滞らせてしまうため」というのが理由だ。