3キロ太ると膝の負担は10キロ 軟骨すり減ると元には戻らない

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簡単ラクラクのスクワットを紹介

   そうなる前に予防することが大事なのだ。佐粧教授は「肥満が膝に一番悪い」と強調した。

佐粧教授「3キロ体重が増えると、膝への負担は3倍以上、10キロ増えます。逆に3キロ体重を減らすと、10キロも負担を減らすことができます」
渡辺&三宅「な、なるほど!」

   ところで、膝に水がたまり、注射器で抜く治療をする人は多い。あの「水」は何なのか? 番組では73歳の男性の水を抜く場面を紹介した。注射器の中に30ミリリットル。正常な人の10倍の量だ。実はこれ、関節液である。注射液の中にフワフワと浮いて、キラキラ光る白い物がいくつも見える。

佐粧教授「これが炎症の原因。すり減った軟骨のカケラです」
渡辺「わ~、痛そうですね」
佐粧教授「軟骨は元に戻りませんから、残念ながら水を抜いても根本治療にはなりません。ヒアルロン酸を注射する治療があり、7割の人に有効ですが、結局、膝痛が進まないためには本人の努力が必要です」
三宅「努力って、何をするんですか?」
佐粧教授「筋力をつけることです」

   佐粧教授が膝痛の人でもできる「手抜きスクワット」をスタジオで実演した。

   (1)足を肩幅に開く。

   (2)腰を10センチ落としてそのまま10秒キープ。太ももの前側の筋肉を固くするのがコツだ。これを10回ずつ1日2回がオススメ。

佐粧教授「ご自分の努力を、手抜きをしつつ続けましょう」
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