母子の絆の「愛情ホルモン」が自閉症の治療に コミュニケーション力を高める効果に期待

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幸せ気分にして夫婦ゲンカも少なくなる

   オキシトシンは、脳の下垂体から分泌されるホルモンで、心を癒したり、幸せな気分にしたりする効果がある。特に、女性が出産する時や授乳する時に多く分泌され、赤ちゃんを「愛おしい」「守りたい」と感じる母性の源なのだ。スイスの大学で行われた実験では、オキシトシンを吸引した夫婦は、吸引しない夫婦に比べてケンカが少なくなり、円満になったという報告もあり、最近は、男女の仲を深めたり、他人とのコミュニケーションを高めたりする効果があることもわかっている。

   ところで、こんなにいいことがあるオキシトシンを増やすにはどうしたらいいのだろうか。残念ながら、この食材を食べればいいという研究はない。ストレスをなくし、いい音楽を聴き、楽しい映画を見て、面白い本を読む。そして人に優しくして心を豊かにする。つまり自分と他人に「愛情」をかけると「愛情ホルモン」は分泌される。

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