キャンセル続出のパリ便 年明けには運賃も下がる?

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平均購入額は事件後に下げ幅拡大

   一方で、別の価格比較サイト「スカイスキャナー」で実際に購入された価格の推移をみると、すでにテロ事件の影響が表れているように見える。

   事件が起きる直前の11月10~13日のパリ-日本間のエコノミークラス往復券の平均購入額は前年同期比0.7%減の658.2ポンド(約12万3700円)だった。これに対して事件後の11月14~18日の平均購入額は3.8%減の687.8ポンド(約12万9300円)。事件後の方が下げ幅を拡大していることが分かる。今後、航空会社や代理店が提示する運賃が安くなる見通しを踏まえると、購入金額もさらに下がるとみられる。

   これに加えて、パリ旅行への関心も確実に下がっている。「スカイスキャナー」で15年11月10日から18日にかけて日本発の運賃を検索した回数は前年同期比で144%伸びた(2.44倍になった)のに対して、パリ便の検索回数の伸びは45%(1.45倍)にとどまった。

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