キャンセル続出のパリ便 年明けには運賃も下がる?

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   パリの連続テロで出張のキャンセルが相次ぐなか、航空運賃にも異変が起きそうだ。東京-パリの運賃は元々値下がり傾向だったが、事件後はその傾向が顕著になりつつある。

   現時点では「特に運賃は変更していない」というサイトでも、年明けにはさらに安い運賃が出る可能性があるとみている。

  • パリへの航空運賃は値下がりするのか
    パリへの航空運賃は値下がりするのか
  • パリへの航空運賃は値下がりするのか

ネットで「朗報」と話題の運賃は事件前から設定されていた

   テロは日本時間で2015年11月14日朝に起きた。それから5日ほど経った11月19日には、「【朗報】パリ行き航空券、安い」というタイトルとともに、比較サイト「イーツアー」の検索結果がネット上に書き込まれた。中国国際航空で北京を経由し、「往復1万4000円」(税・サーチャージ別)という破格の値段だ。これがネット上では「テロのせいで安くなった」と話題になった。ただ、イーツアーの広報担当者は、

「特に事件後に金額の変更は行われていない」

とネット上で流れている見方を否定。事件前から「破格の運賃」だったという訳だ。「イーツアー」は航空会社や旅行代理店が提示する運賃を一覧表示して、利用者が安い運賃を選べるのが売りだ。イーツアーでは、

「年末年始はすでに多くの予約が入っているため、仮に安くなるとすれば1月中旬出発の運賃なのでは」

と、今後安い運賃が提示される可能性があるとみている。

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