警察も事件把握し、注意喚起のメール流す
鶴見署も事件を把握し、「トイレを貸して、にご注意! 鶴見区内において小学校高学年くらいの男の子2人が『トイレを貸してほしい』などと言って家に上がり込み、1人が気を引かせているすきに、財布等を盗む事件が発生しています」という内容のメールを区民に送信、注意喚起していた。
同署の担当者はJ-CASTニュースの取材に対し、「小学生では刑罰に問えないため、慎重に調べています。犯行がエスカレートしないよう、早く補導しなければいけません」と複雑な心境を語った。
同じような手口の事件は2002年にも起こっていた。この年の6月中旬、名古屋市中川区の無職少年(16)と小学生男児(11)の兄弟が同区内に住む70代男性宅に「トイレを貸して」と上がり込み、居間にあった現金約5万円入りの財布を盗んだ。
当時の新聞報道によると、弟が「駅にはどう行くんですか」と道を聞いている途中に兄が「トイレを借りたい」と依頼する「連携プレー」で男性宅へ侵入。
さらに、「公衆電話を使いたいので、100円を10円に両替してほしい」などと男性に持ちかけ、財布のありかを探っていたという。愛知県警中川警察署は同年6月23日に、窃盗の疑いで兄を逮捕、弟を補導している。