ペットに初のメタボ基準 飼い主と仲良く太り過ぎ対策

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人間との違いは「長生きホルモン」の測定

   研究グループは、国内外の膨大な臨床データを精査した結果、メタボに関連のある項目として、以下の基準値を選んだ。

   (1)「BCS」が5段階中3.5(犬と猫に共通)

   (2)血糖値が120(犬と猫に共通)

   (3)中性脂肪が165(犬と猫に共通)で、かつ総コレステロール値が200(犬)、180(猫)

   これらについては、基準値をオーバーすればメタボ傾向になる。ほかに、

   (4)免疫力を高める効果があることから「長生きホルモン」と呼ばれるアディポネクチンの血液中の量が、犬で10以上、猫で3以上を健康のために必要としている。逆にこれ以下だとメタボ傾向にある。

   以上の4項目のうち、(1)と(4)を必須条件とし、さらに(2)と(3)のどちらかの項目が基準を超えているものをメタボと判定する。人間との共通点は、「肥満」「血糖値」「中性脂肪」「コレステロール値」だが、人間にはある「血圧」測定がなく、その代わり「アディポネクチン」を測定するのが犬猫の特徴だ。さあ、アナタも大事な「家族」と一緒に太り過ぎ対策に努めてみては。

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