安保法案反対めぐっては活発に活動していた村山氏だが...
こういった経緯があるからなのか、15年夏には安保関連法案への反対活動を活発に展開した村山氏も、基地問題についての発言は多くない。15年6月9日に東京・内幸町の日本記者クラブ行われた会見では、代理署名の件には直接触れずに、
「安保条約があって、日本に基地があることは、今は当然やむを得ない。けれども、しかし、これまで背負ってきた県民の苦労というものを考えた場合に、私は、やっぱり国民全体がもう少しそのことは考えるべきだ、政府も誠意を持って対応していくということが大事だと思う」
と述べ、苦渋をにじませていた。
社民党が11月17日に吉川元幹事長代行の名前で
「辺野古新基地建設ありきの国策を強権的に押しつけようとして、沖縄県民の民意を踏みにじり、地方自治と民主主義を破壊するもの」
などと全力で政府を非難する談話を出したのとは対照的だ。