市販のルーにターメリックをプラスがお勧め
とはいえ、インド人の例をみても効果は期待できる。では、カレーをどう食べたらいいのだろうか。「ボケたくなければカレーを食べなさい」という本を書いた東京有明医療大学の川嶋朗教授は、本やサイトの中でこうアドバイスする。「市販のカレー粉やルーを調べると、残念ながらインド料理店のカレーよりターメリックの含有量が低い。そこで、ターメリックを別に買ってきて、混ぜてほしい。カレーは週に2、3回くらいで十分。ただし、カレーライスのご飯のドカ食いは、高カロリーになるのでNGです。できるだけ、カレー南蛮やカレー肉ジャガなどのおかずにするのがいいでしょう。辛いのが苦手な人は、カレー粉をサラダに振りかけるだけでもいいですよ」。
うれしい効果のあるクルクミンだが、実は消化・吸収率が低いという弱点がある。そこで、きな粉をカレーに加えると、中に含まれているレシチンの効果で吸収率が劇的にアップするという。「カレー+きな粉」で味も美味しくなる。きな粉の原料である大豆にもレシチンは豊富に含まれている。ぜひ「大豆カレー」を試して欲しい。大豆には女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンも多く含まれているので、特に女性にはお勧めだ。