「40代は女子とはいいません!」は「暴言」なのか ドラマ「オトナ女子」が巻き起こした「年齢論争」

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「女子SPA!」読者の平均年齢は32歳

   マーケティングの面からは、「オトナ女子」のケースは、やや想定年齢の上を行っていると見ることもできる。例えば扶桑社のウェブサイト「女子SPA!」が公表している15年10~12月の媒体資料によると、サイトの読者は「未婚の25~39歳の女性が74%!」で「仕事もプライベートもちゃっかりこなすアラサー女性が集まっています」とうたっている。平均年齢は32歳。分布は20~24歳が12%、25~29歳が25%、30~34歳が29%、35~39歳が20%だった。

   ドラマでは、亜紀、鈴木砂羽さん(43)演じる主婦の坂田みどり(40)、吉瀬美智子さん(40)演じるフラワーショップ経営の大崎萠子(40)の3人が親友、頻繁に「女子会」を開くという設定になっている。だが、こういった例はかならずしも一般的ではない可能性がある。

   少し古い事例だが、2010年3月にYahoo!リサーチが「女子会」をテーマに行った調査では、調査対象は「首都圏在住の20~49歳有職女性で、2~3か月に1回程度以上【女子会】に参加する400人」。比較的「女子」を広く定義していることが分かる。その調査結果によると、週に1回以上女子会に参加する人の割合は20代が22.0%、30代が19.7%、40代が18.9%と、年を重ねるにつれて頻度が下がっていくことが分かる。

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