阿藤快さんが突然死した大動脈瘤破裂ってどんな病気?

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成功率3%「奇跡の大生還」を果たした石原裕次郎さん

   一方、命を取りとめたのが俳優の石原裕次郎さんだ。1981年4月、テレビドラマ「西部警察」ロケ中に背中と胸に激痛を訴えて、慶応義塾大学病院に緊急入院した。腹腔内に大出血しており、当時「成功率3%」という大手術の末、無事回復した。46歳だった。見舞客はのべ1万2千人、千羽鶴1000束。石原さんの車に励ましのメッセージを書いた人もいた。「奇跡の大生還」と騒がれ、のちに裕次郎さんが肝臓がんで亡くなった時、親友・勝新太郎さんが「生きていても死んでいる奴が多い中、死んで生き返った奴がいる」と弔辞を送った。

   日本血管外科学会のサイトによると、大動脈瘤破裂・解離は出血前に発見して手術をすれば、95~98%の確率で助かる。原因の90%以上は高血圧と動脈硬化なので、予防には普段からマメに健康診断を受けて、血圧、血糖値、コレステロール値をきちんと管理することが大切だ。次の6項目に該当する人はリスクが高い。(1)高血圧(2)過去に動脈硬化の症状(3)男性(4)60歳以上(5)家族に高血圧・動脈硬化の人がいる(6)喫煙者。

   思いあたる人は、あたりまえのことだが、「バランスの取れた食事と運動」にこころがけよう。

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