西友は、2015年11月6日から30日までの限定で、健康志向の人を対象に、日本糖尿病協会が監修した「8品目のヘルシー弁当」の販売を開始した。
価格は398円(税別)。カロリーは464キロカロリーで、主な栄養成分はたんぱく質が19.8グラム、脂質15.1グラム、炭水化物62.2グラム、食塩などが2.3グラム。具体的な品目は、「チキントマト煮」「玉子焼」「煮物(大根、里芋、人参)」「ひじき煮」「ひろうす(野菜あんかけ)」「小松菜のおひたし」など野菜中心のおかず6品、ご飯も「十六穀米御飯」と「五種豆と五穀米入り御飯」の2種類をそろえる。
病人食とあなどるなかれ、「満腹感」ある長生き食
発売に先駆けて行われた報道陣向けの試食会で、実際に監修を担当した山形大学大学院医学系の山田祐一郎教授がこう語った。
「糖尿病患者の食事は、特別な病気の人の食事というより、一般の人にとっても健康にいい食事です。エネルギーを、一般の人は1日2000キロカロリー摂っていますが、3食これを食べても2~3割減になるよう抑えています。塩分摂取量も1日の目安である男性8.0グラム、女性7.0グラムの範囲以内になっているし、栄養バランスを重視しました。この弁当は長生きにつながります」
試食会でも、「けっこうボリュームがあって満腹感が味わえる」という声が相次いだ。