「いやあ、だって眠いじゃないですか」
朝食をとる習慣を継続させるには、工夫が必要だ。キヨシさんの最近のお気に入りは「くるみパン」だが、「毎日食べると、さすがに飽きるんです」。夜遅くに高カロリーの食事をとることは避けているが、それでも朝は出勤に間に合う時間ギリギリまで寝ているため、家を出る前には空腹にならない。パンも、出社後に食べている。それ以外は、市販のフルーツジュースを飲んでいる。
編集部「息子さんたちは朝食をどうしているんですか」
キヨシさん「妻がつくって、学校に行く前にきちんと食べています」
編集部「では、キヨシさんもその時間に合わせて起きれば、一家全員で朝の食卓が囲めますよ」
キヨシさん「いやあ、だって眠いじゃないですか」
妻の手料理ならバリエーションがあるので、飽きることはないはずだ。問題は、キヨシさんがそこまでして早起きしたいというモチベーションが上がらない点。では、本人に動機づけして「早起きします」と宣言させよう――「結果にコミットする」編集部は、こうたくらんで質問した。
編集部「ところで、通勤時のウォーキングは続けられそうですか」
キヨシさん「うーん、やる気はあるのですが帰宅時はへとへとになってしまって、一刻も早く帰りたい気持ちが先に立つのでつい電車に乗ってしまうんです」
編集部「では、出社時のウォーキングに挑戦しませんか」
週末、子どもとサッカーする習慣が身についてきたのは大きな成果だ。だが週1回の運動ではまだ足りないのも事実。運悪く雨が降って中止となれば、貴重な機会を逃すことになる。これから冬に向かうので、つい外に出るのが億劫になることもあるだろう。やはり平日、少しでも体を動かすようにしてほしい。