「テロを防ぐ行動の何が悪い?」と疑問も
「日本はIS(イスラム国)の標的にわざわざ自分からお金を払ってなった」
「他国の場合 → テロを許すな! 日本の場合 → 安倍を許すな!」
「テロの標的にならない為の最良の方策は、安倍を早くやめさせることだ」
こんなツイートが次々に書き込まれていた。
ジェンダー論などで知られる上野千鶴子東大名誉教授は、「フランスに非常事態宣言。もしかしたら安倍首相はこれを待っているのじゃないのか?」と疑問を呈した。日本にもテロの恐れがあるとして、緊急事態法が必要だと言い出すのではないかというのだ。上野教授は、「国民を守るためには敵をつくらない、ことがいちばんだ」と訴えていた。
また、マルクス経済学を教える金子勝慶大教授は、「対テロ戦争=国境なき世界戦争の怖さ」だとして、「集団的自衛権の危険性を再認識せよ」と指摘した。日本がフランスと連帯を表明したことに対しては、「できることは何でもする?有志連合の一員として空爆の後方支援でもするんでしょうか?イラク戦争を思い出そう」と疑問を投げかけていた。
もっとも、ネット上では、こうした意見についての反論も次々に出ている。「対テロ戦争と集団自衛権の危険性がどうつながるのですか?」「テロリスト潰すために行動することの何が悪いの?」といったものだ。