ロボットの「東大合格」そう遠くない 偏差値57.8、模試成績に驚きの声

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受験勉強や大学入試は「人間にしかできないものではない」

   こうした結果が報じられると、ツイッターには、

「いずれ生身の学生は不要になったりして」
「すげえな。俺より確実に頭いい」
「ここまで成長してたのか...」

と驚きの声が相次いだ。

   一体なぜ、ここまで成績を伸ばしたのか。前出の新井教授は「前回模試で点数の低かった世界史と数学の『むら』をなくしたため」と語る。前回の模試以降、過去問などのプログラムを最先端のAI技術で試すベンチマーク(試験)を繰り返した。そのことが今回の成績に影響しているようだ。

   とはいえ、過去に偏差値50を上回ったにもかかわらず今回成績が伸び悩んだ科目もある。そこは「ベンチマークと、人間が想定する問題空間との間に未だ乖離があると考えられます」と新井教授は分析する。

   テストの回答能力で人間を超える人口知能。受験勉強や大学入試は果たして「人にしかできないもの」なのか。そんな疑問を新井教授にぶつけてみたところ、駿台の論述式模試で、世界史大論述の得点が9点だった(配点26点で平均4.3点)ことに触れ、「データから見ると、そうは思えません」と断言した。

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