過激派組織「イスラム国」(IS)は2015年11月14日、パリ中心部で13日に発生した同時多発テロについて、インターネット上に犯行声明を発表した。
声明では、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を掲載した週刊紙「シャルリーエブド」やフランスが15年9月から実施しているシリアでの対IS空爆を批判。別に投稿された映像声明では「空爆を続ける限り平和はないと思え」と宣言し、フランス国内でのさらなるテロ攻撃を扇動している。
オランド仏大統領も14日の演説で、今回のテロをISによる犯行と断定し、「フランスと、我々が世界中で守っている価値に対する戦争行為だ」と語った。15日11時現在、テロでの死者は129人、負傷者は352人にのぼっている。