日本ならではの日本人らしい名前を付けたい
「2015年生まれの赤ちゃんの名前ランキング」を作ったクックパッドベビー編集部によると、これまでは他と違った名前を子供に付けて個性を出したい、他と被りたくないという親が多くいて新しい名前が生まれてきた。そのため最後に「子」を付けるのはありふれているし、古臭い、という理由から敬遠されることになった。
それが2015年で変化したのは、
「キラキラネームからの揺り戻しが起きたのだと思います。親たちはキラキラネームに対する批判も知っていますから、誰でも読めるような、誰からでも呼んでもらえるような名前を考えるようになった、という変化です」
と説明した。名前を付ける場合は独りよがりにならないように、親や周りの人に相談したりする例が多いようだ。クックパッドベビーの掲示板では「この名前読めますか?」「どう思いますか?」といった相談が書き込まれるようになっている。また、「古風な名前にしたかった」と発言する人もいる。和風な名前が人気になっているのはグローバルな世界になっている中で、自分は日本人だということを自覚し、日本ならではの名前を付けたいと考えるようになったからだと見ている。
「これからも日本人らしい名前や、そして『子』が付く名前が増え、人気になっていくと思います」
クックパッドベビー編集部はこう話している。