自分の幼い息子に火のついたタバコを咥えさせる様子を撮影した動画がフェイスブックに投稿され、ネット上で物議を醸している。
投稿した両親はすでに「強く反省してます」「あれわ本当に悪かったとおもってますふざけすぎました」(原文ママ)と謝罪しているものの、「児童虐待」「子供はおもちゃじゃない」という非難の声は止まない。
タバコを咥えた後の子どもが一瞬「渋い顔」
動画は2015年11月12日頃、母親のフェイスブックアカウントから投稿されたとみられる。すぐに削除されたため正確な投稿日時を確認できないが、今もコピーが出回り、ネット上で視聴できる。
内容は50秒ほど。両親が火のついたタバコを指でつまみ、笑いながら子どもの口に咥えさせている。タバコを口に咥えた子どもがやや渋い顔をするが、見た限り、子どもはタバコを「吸った」わけではなさそうだ。両親、子どもともに笑っている場面が多く、終始「和やか」な雰囲気だ。ちなみに、子どもの髪は金色に染められている。
しかし、ネットユーザーの反応は厳しかった。動画は第三者によってフェイスブックからツイッターへと転載され、猛烈な勢いで拡散。ツイッターや両親のフェイスブックアカウントへ
「これ児童虐待じゃん」
「子供はお前らのおもちゃちゃう」
「ありえない信じられない」
との批判が相次いで寄せられた。複数のまとめサイトやネットメディアも動画を取り上げ、騒動はさらに拡大している。事態を察知したのか母親は同日のうちに動画を削除し、「強く反省してます。すみませんでした。子どもを大切にします」と謝罪、父親も「あれわ本当に悪かったとおもってますふざけすぎましたすみません 嫁わ悪くないので嫁の名前出したり警察にわ言わないでください 子供を大切にしますんでみなさん警察にわ言わないでください」(原文ママ)と続いた。
しかし、それでも非難のコメントは収まらず、一時母親が「うちらは、反省してるのに、ばかにしとるん?」とフェイスブックで応酬する場面も見られた。
子どもにタバコを咥えさせる動画は、以前もネット上に投稿されている。13年12月、あるツイッターユーザーが「将来のヘビースモーカー」といったコメントとともに、息子にタバコを咥えさせた写真を投稿し、物議を醸した。