民主党「解党論」でまたゴタゴタ 党内から公然と「岡田おろし」の声

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「今の執行部では民主党の再生はできない」

   江田氏との接触も指摘されている。11月11日夜に岡田氏と江田氏と会談し、民主党を解党して維新と合流して新党を立ち上げる構想について話し合われたという説だ。岡田氏は

「昨日、誰と会ったかということについては、私は申し上げない」

とコメントを避け、解党や野党再編に向けた動きが話し合われた、という指摘には、

「党のあり方に対する根本論なので、党の執行部の中でしっかりと考え方が固まり、そして党を支える皆さまの理解が得られる前に、軽々にお話することではない」

などと含みを持たせた。

   一方の江田氏は11月8日付のブログで、「再編は政治家としての原点」と題して、

「そろそろ年末、新年早々から通常国会がスタートし、そのまま夏の参院選になだれ込んでいくというスケジュール感からすると、少しは皆さんにも見える『かたち』にしていかなければなりませんね」

などと近日中に具体的な動きを見せることを示唆していた。

   現時点では岡田氏は煮え切らない態度だが、党内からの逆風はすでに強い。16年夏の参院選で改選を迎える桜井充・元政調会長(宮城選挙区)は、10月29日のブログで宮城県議選での惨敗に触れながら、

「この執行部のままで、来年の参議院選挙を戦ったら、惨敗することは目に見えている。早期に、野党再編を行い、併せて代表選挙を行うべきである」

などと公然と「岡田おろし」を表明した。11月5日にも、

「今の執行部では民主党の再生はできない。早期に解党的出直しを行うべきである」

と同様の主張を展開している。

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