警察が飛んできてロータリーの中に入るようにと注意される
このロータリーは伝統的に早大のサークルの待ち合わせや解散場所に使われている。午後8時過ぎからは早大生が占拠する形となり、終電が無くなった深夜でも騒いでいたりする。一つのサークルで10人から30人ほどで、合計すると100人ほどになる。
特に学祭や新入生歓迎コンパなどがある時期には数百人規模で学生が集まる。ロータリーから学生が溢れて公道に出てしまい、警察が飛んできてロータリーの中に入るようにと注意される。騒ぎに備え、複数の警官が配置されるという。
騒ぐといっても早大生たちがここで飲み会を開いているわけではない。だいたいはサークルの待ち合わせ、飲み会途中の休憩、飲み会終了後の一本締めなどに使われる。また、ダンス系サークルならば音楽を流して踊ったり、音楽系ならばギターを出して弾いたりする。中には、校歌を歌い出す学生もいる。酔いつぶれた学生を連れてきて介護をしたりもする。早大卒の男性は、
「ここはキャンパスの一部という認識で、ここで騒ぐのはある意味伝統です。周りに迷惑がかかっているのでは、という認識がないわけではありませんが、ここは騒ぐ場所であるというのは既成事実化しているため、黙認していただけていると感じます」
と語った。近くの交番で話を聞いてみたら、今年からこの場所の勤務になり夜中まで騒いでいる学生たちを見て驚いた、という。通行人から苦情があればすぐにロータリーに飛んでいき注意をする毎日なのだそうだ。早大の関係者は
「騒ぐなという注意は繰り返し行っている」
としているが、何の効果も出ていないようだ。