エイベックス・グループ・ホールディングスの代表取締役社長CEO、松浦勝人氏(51)のインスタグラムが「大荒れ」している。
韓国の男性デュオ「東方神起」のチャンミンさん(27)と写った写真を掲載したところ、コメントが殺到。批判的な内容が目立ち、2015年11月9日時点で900件以上が書き込まれている。
過去には「握手を求めたらしかとされた」とツイート
東方神起の後輩グループ「EXO(エクソ)」の東京ドーム公演があった11月6日、松浦社長は会場で撮影したチャンミンさんとのツーショットを公開し、次のようにつづった。
「チャンミンと久々と言うかあれ以来初めて会った。そしてまた会う日までの約束をした。LIVEを見ながら、弟たちをよろしくと言ってたチャンミン。大人になったな。そして、いい男になった」
写真の中の2人は、ともに笑顔でピースサインを作っている。何も知らない人々から見れば、アーティストの成長を見守ってきた事務所社長が投稿した何気ない一コマと映るだろう。しかし、これが長年のファンの怒りを買うこととなった。コメント欄には、
「あの時の発言、一生忘れませんから!」
「どの面下げて笑顔で隣にいらっしゃるのかしら?」
「久しぶりに悪夢のような出来事を思い出しました」
「チャンミンを傷付けたこと、絶対に許せないし、忘れられません」
といった批判的なコメントがいくつも書き込まれたのだ。
ファンが根に持っている「出来事」は2010年に遡る。
東方神起はもともと5人組グループとしてデビューしたが、2009年、韓国所属事務所と専属契約をめぐるトラブルが起き、メンバー3人が離脱。これに伴い、2010年4月3日にはエイベックスが日本での活動休止を発表した。
すると松浦社長は4月11日から、グループに残ったリーダーのユンホさん(29)とチャンミンさんとの関係について「話させてもらえない」「どこで何しているかまったくわからない」などとツイッターで告白し始めたのだ。
さらに「去年のレコード大賞の楽屋で偶然チャンミンに会って握手を求めたらしかとされた」「ユノ(ユンホさん)は握手してくれた。隣にいるチャンミンに手を伸ばしたら無視された...」とチャンミンさんから受けた「仕打ち」を暴露。この直後、エイベックスは離脱した3人と専属契約したことを発表した。
批判に対し「真摯に受け止めています」
結局、その後にゴタゴタがあり、現在ではユンホさんとチャンミンさんによる「東方神起」のマネジメントのみを行っている。しかし、ファンの間では未だにチャンミンさんの「握手拒否」の話を晒したこと、また「3人を選び、ユンホとチャンミンを裏切ったように映った」ことに対するわだかまりが根強くあるようだ。
そのため、インスタグラムに寄せられたコメントには、「許してもらえてよかったですね 握手はできましたか?」「チャンミンは昔からあなたより大人です」といった皮肉めいたものも目立つ。
松浦社長は、言葉足らずだったと感じたのかコメントを一部修正。冒頭の部分を「手紙のやりとりとかあったんだけど、あれ以来やっとチャンミンときちんと話せた」に変更し、音信不通ではなかったことを明らかにした。また、ファンらのコメントについて見解を聞かれると「真摯に受け止めています」「真摯な意見をお聞きして頑張ります」などと回答した。
なお、コメント欄は必ずしも批判ばかりではなく、「東方神起をこれからもよろしくお願いしますね」「これからの社長の言動に期待したいです」といったメッセージや、「当人たちが社長を受け入れてる以上一緒にこれからを応援していくのがファンなんじゃないのかな?チャンミンやユノが悲しむよ」「もう過ぎた過去じゃん!流そう」となだめる意見も寄せられている。
チャンミンさんは兵役義務のため、11月19日に入隊することが決まっている。ユンホさんはすでに入隊しており、活動再開は2017年の除隊以降となる予定だ。