東芝、異例の「土曜決算」 不正会計で歴代3社長らを提訴

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   組織的な不正会計が問題化していた東芝は2015年11月7日、15年9月中間連結決算を発表した。株式市場が開いていない土曜日の決算発表は異例。社外取締役のスケジュール調整が難航したためだという。本業のもうけを示す営業損益は前年同期の1378億円の黒字から904億円の赤字に転落した。中間決算で営業赤字を計上するのは、リーマンショックの影響を受けた09年以来6年ぶり。売上高は前年同期比4.5%減の2兆9727億円だった。

   あわせて東芝は、田中久雄氏、佐々木則夫氏、西田厚聡氏の歴代3社長ら旧経営陣5人を相手取り3億円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こしたことも発表した。不正会計をめぐっては、決算の修正作業や東京証券取引所などに支払った「上場契約違約金」など10億円以上の損害が出ているが、請求額は被告の支払い能力を考慮して3億円に抑えた。

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