所属事務所は6月に契約を解除
報道によると、不正請求は、数億円にも膨れ上がるのではないかともみられている。警視庁は、容疑者十数人を次々に逮捕しているともされているが、11月6日夕時点で、前出の女医が対象になっているのかは不明だ。
女医の関係者によると、週刊誌報道が2015年6月にあった後、クリニックが再開するメドが立たなくなったため、女医は、所属事務所から契約を解除された。女医は当時、診療報酬詐欺の疑いがかけられたことについて、「私はだまされたので、むしろ被害者です」と周囲に漏らしていたという。知り合いには、暴力団関係者をスタッフとして紹介され、裏切られたと訴えていたともいう。
もっとも、事実関係がどこまで本当かは、捜査の進展を待つしかなさそうだ。
女医は、クリニック閉院後は、都内のほかの複数のクリニックでアルバイトの医師として働いていたという。このうちのあるクリニックに取材すると、女医はもう来ていないとのことだった。
ネット上では、女医からはまだ返金対応を受けていないと、患者とみられる人からの書き込みが続いている。
女医は、11月6日もブログやツイッターを更新しているが、事件についての言及はなかった。