ヤフーとソニー不動産は、マンションの所有者(売主)と購入検討者(買主)をダイレクトに結びつける不動産売買プラットフォーム「おうちダイレクト」をスタートさせたと2015年11月5日に発表した。売主はサイトに物件を掲載することで、不動産仲介会社を介さずに自分が決めた価格でマンションの販売ができる。
PC版のサービスで、11月5日から売主は、オーナー登録をした後、売りたいマンションのエリアや建物名、部屋番号、面積などを入力すると推定価格が算出される。これを参考に売却価格を決める。このデータは「Yahoo!不動産」に掲載され、購入希望者を募ることができる。11月16日からは購入検討者向けPC版サービスが始まる。購入したい物件が見つかれば、ネット上で売主に直接問い合わせたり、見学を申し込めたりできる。
成約した場合の売主の仲介手数料は無料で、物件の見学や売買条件の調整や交渉、売買代金の決済・物件の引渡しなどの不動産取引実務はソニー不動産がサポートする。当面は東京都心6区(千代田区、中央区、港区、渋谷区、品川区、江東区)のマンションが対象で、今後サービスエリアを拡大する。