悲劇!野菜を食べて太るなんて... ヘルシーどころか脂肪に変わる「犯人」

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脂肪になりやすさの目安「GI値」で野菜を選ぼう

   体重が増えた野菜は、血糖値の上昇の程度を表す「グリセミック指数(GI値)」が高いものが多く、体重を減らす効果のあった野菜や果物はGI値の低いものが多かった。ベルトイア助教は「GI値が高い野菜をさけて、GI値の低い野菜をたくさん食べるように心がければ、野菜を食べているのに太る悲劇はなくせます」と語っている。

   GI値は最近、ダイエットだけでなく、糖尿病対策でも注目されている。その食品が体内で吸収された後に、糖に変わり、血糖値が上昇するスピードを測ったものだ。ブドウ糖を摂取した時の血糖値上昇率を100として、相対的に表される。数値が高いほど脂肪に変わる糖質が多く、太りやすい食品ということになる。健康を考えるなら60以下がいいとされる。

   米ハーバード大の研究で、食べて太ったトウモロコシは69、イモ類ではジャガイモ89、ヤマイモ74と高い数値だ。また食べて減量した大豆は30、カリフラワー26、リンゴ34、ブルーベリー33と、数値は低かった。ちなみに果物は高いクラスでパイナップル65、スイカ60で、ほとんどが60以下だ。一見、甘くて糖分が多そうだが、脂肪に変わる率は低い。チョコレート90、ドーナッツ86、ショートケーキ82などという数値を考えると、果物ははるかにヘルシーなので、デザートにはぜひオススメだ。

●もっと知りたい人へ

食品のGI値の一覧表は、多くの健康・ダイエットサイトに載っているが、以下のサイトでは医学・栄養学的な解説とともに紹介されている。

糖尿病患者や医療者でつくっている「糖尿病ネットワーク

栄養士の団体「日本栄養士会


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