アマゾンジャパン「労働法は順守している」
これに対し、アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は、従業員あてのメッセージで、ブラック企業ではないと反論し、もし記事のようなことがあれば厳しく対処するとしたと報じられた。
とはいえ、英仏独など欧米諸国では、労働環境が過酷だとして労組が次々に結成されている。日本は、5か国目になるという。
アマゾンジャパンを巡っては、管理職ユニオンが9月24日、40代男性社員について東京都労働委員会に不当労働行為の救済を申し立てている。この社員は、商品の写真撮影を担当しているが、業績改善プランを通じて退職を強要されたという。
都労働委の審査調整課では、双方の事情から、審査が始まる日はまだ先だとした。なお、アマゾンジャパンの従業員からの申し立ては、この1件だけだそうだ。
アマゾンジャパンでは、マスコミ取材に対し、「社員の個々の権利は尊重しており、労働法は順守している」などとコメントしている。
労組結成について、ネット上では、様々な意見が上がっている。
アマゾンジャパンに批判的な声としては、「ブラックやないか!」「安く物が買えるとはこういう事だ」といった書き込みがあった。一方で、「大手外資は給料も高いから、激務薄給のブラック企業とは違う」「客観的でみんなが納得するような評価制度なんてありえない」などの指摘も出ていた。