自動運転車といっても実力はこの程度だった 左折時にブレーキ、縁石乗り上げてパンク

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ベースはトヨタの「プリウス」 時速40キロ走行も可能

   名古屋大学によると、実験車両のベースに使われているのは、トヨタ自動車のハイブリッドカー「プリウス」(2台を保有)という。

   名古屋大や長崎大学、産業技術総合研究所が共同開発した、自動運転の研究開発を用途に公開されている自動運転システム用のオープンソースソフトウェアの「Autoware」を搭載。2015年3月には「自動運転中に、運転者がいつでもクルマを操作できる状態を保ちながら時速40キロメートル程度の走行を可能にした」と発表した、そのクルマが今回の実験に使われたという。

   現在、「完全自動運転を想定した実証実験」の段階に入っているようだ。

   ちなみに、「Autoware」はすでにZMPの自動運転技術の開発プラットフォーム「RoboCar PHV/HV」(ロボカー)に実装され、自動運転システム実験車両として8月から、1780万円からの価格で発売されている。

   運転者がハンドルやブレーキを操作しなくても走行する自動運転車は開発が急だ。「究極の安全技術」と呼ばれ、高齢化が進むなか、人為的な運転ミスによる事故の減少や渋滞解消が期待されるため、自動車メーカーなどはしのぎを削っている。

   名古屋大は事故原因の詳細について、「現在、調査中です」と話している。

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