日本郵政と、傘下のゆうちょ銀行、かんぽ生命保険の3社は2015年11月4日、東京証券取引所市場第1部に株式を同時に上場した。小泉政権時代の2005年に郵政民営化法が成立してから10年が経過、ようやく上場が実現した。
初値は、日本郵政株が1株1631円と売り出し価格の1400円を16.5%上回ったほか、ゆうちょ銀行株は1680円(売り出し価格1450円)で15.9%アップ、かんぽ生命株も2929円(同2200円)の33.1%アップと、いずれも売り出し価格を上回った。個人投資家を中心に買い注文が殺到し、順調な滑り出しとなった。
初値ベースの時価総額は3社合計で15兆3960億円となり、約25兆円だった1987年のNTT以来の大型上場となった。