徹マン、タバコ、お酒毎晩2合の「トンデモ長生き」の謎
そういえば、前述の慶応大と都健康長寿医療センターの合同調査では、こんなに無茶をしている「トンデモ百寿者」の例も報告されている。「夜型で毎晩午前3時まで編み物をして4時間しか寝ない女性(101歳)」「週1回ほど徹マン(徹夜麻雀)をする男性(94歳)」「タバコを1日に15本吸う男性(102歳)」「毎晩塩辛をサカナに日本酒を2合飲む女性(98歳)」「主食がチョコレートとブラックコーヒーの男性(97歳)」などなどだ。
老年学が専門家の1人はサイトの中で「100歳の方にはパラドックスがある」と指摘している。100歳になるには、よほど健康な遺伝子を親から引き継いだとみるのが普通だが、長寿に不利に働く遺伝子を持っている人が多いというのだ。それなのになぜ長生きできているのか。長寿者の謎は奥が深い。性格や食生活の面だけではなく、遺伝子の面からも調べる研究が進んでいる。