代々木の夜、V6コンサートで扉を開けて「音漏れ参戦」 「神対応」なのか「近所迷惑」なのか

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   人気アイドルグループ「V6」の20周年コンサートでスタッフが実施した、あるサプライズが賛否の意見を呼んでいる。会場から漏れる音声を外で楽しむ「音漏れ参戦」ファンのため、なんとコンサート中に扉が開けられたのだ。「神対応」「素敵だと思う」という賛辞だけでなく、「近所迷惑な騒音」「マナー違反」との批判も。

   コンサートの「音漏れ参戦」は、アイドルファンの間でも賛否が分かれている。以前は人気グループ「嵐」のファンがコンサート前日に「近隣に迷惑がかかるので、音漏れ参戦はやめよう」という趣旨のツイートを拡散させ、話題となった。

  • スタッフの思わぬ「心遣い」にファンは…(写真は代々木第一体育館)
    スタッフの思わぬ「心遣い」にファンは…(写真は代々木第一体育館)
  • スタッフの思わぬ「心遣い」にファンは…(写真は代々木第一体育館)

外で歌も披露、ファン感激「涙止まらない」

   V6がデビュー20周年を迎えた2015年11月1日夜、東京・代々木の代々木第一体育館には大勢のファンが押し寄せていた。全国ツアーの「千秋楽」となったこの日、TOKIOや嵐、Hey!Say!JUMPらジャニーズの人気グループも駆けつけ、会場の盛り上がりは最高潮に達した。

   一方会場の外にも、いわゆる「音漏れ参戦」と呼ばれる1万人のファンが集まり、漏れてくる音声を聴いていた。そんなファンに「配慮」する意味もあったのだろうか、コンサートが始まってしばらくした頃、スタッフが突然会場の扉を開け放った。それまで小さく聞こえていたメンバーの声が、曲の音が、大きくなる。2日付けデイリースポーツ電子版によると、メンバーの岡田准一さん(34)が外で歌を披露する場面もあったという。

   スタッフとメンバーによる思わぬ「心遣い」にファンは感激。ツイッターには、

「優しすぎる」「素敵だと思う」
「神(対応)すぎた」「涙止まらない」

といった声が続々寄せられた。ツイッターに投稿された現地報告によると、会場の扉が開かれた後、「音漏れ参戦」ファンは綺麗に整列してペンライトを振っていたという。

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