「上方芸能」200号で終刊へ 関西の芸能文化を紹介

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   関西の芸能文化を幅広く紹介してきた季刊誌「上方芸能」が2016年5月発行の第200号で終刊することとなった。発行人の木津川計さん(80)が2015年11月1日、大阪市内で行った講演で明らかにした。

   同誌は1968年創刊。狂言、歌舞伎、落語、現代演劇、漫才など、関西を拠点とする芸能を幅広く取り上げ、3月に亡くなった落語家の故桂米朝さんらも寄稿していた。

   公式サイトに掲載されたお知らせ文によれば、終刊の理由は定期購読者が減少したことと、木津川さんが高齢になったことという。定期購読者は最盛期の1980~90年代には約2000人いたが、現在は970人に。「赤字財政」に耐え切れなくなり、200号で区切りをつけることにした。

   なお、終刊号では「さようなら『上方芸能』」として、全編を読者・関係者による400字メッセージで作るとしている。

姉妹サイト