俳優の伊勢谷友介さん(39)が、自らの「貰い事故」を報じたメディアに対し、「何の意図も意思もない」とツイッターで不満をぶちまけた。そこには、伊勢谷さんが実践を唱えている独特の考え方があるようだ。
伊勢谷友介さんは好きな大型バイクの運転をしていて、タクシーとの事故に遭った。
ネットでは「すっかり松陰になっとるw」の声
報道によると、東京都内で2015年10月27日夜、タクシーが左に車線変更してきて、バイクの伊勢谷さんが転倒し、そのままタクシーと接触した。伊勢谷さんらにケガはなかった。事故原因としては、タクシーの運転手が後ろをよく見ていなかったためとされている。
伊勢谷さんに非はなかったらしいが、各メディアが一斉に接触事故を報じた。すると、翌28日になって、伊勢谷さんは、「個人の貰い事故なんぞどうでも良いだろ」とツイートを始めた。
「それより大事なことが溢れてる。それでも話題にするのは、される側として迷惑であり、する側としてもお金になるか ならないかのメリットしかない。要するに、発信者には何の意図も意思もない。情報を流したのが誰かは知らない。ただその人間は、志の行動ではない」
そのうえで、伊勢谷さんは、メディアが伝えるべきは社会的課題だとして、「選択に志がない」と批判した。
こうしたツイート内容については、ネット上で様々な意見が出ている。
「たしかにこの手の報道はいらん」「怪我もないならそっとしとけ」と同意する声は多かった。一方で、「有名税ってやつだ」「神経質すぎる」「こういう発言をする事自体が火に油」といった指摘があった。
伊勢谷さんは、NHKで放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」で、明治維新の精神的指導者とされる吉田松陰役を務めている。それだけに、「すっかり松陰になっとるw」との声も出ていた。