「キレイ」の秘密は、ときめくと出る脳内ホルモンにあった!
女性産婦人科医たちは懐疑派が多い。ある女医はサイトの中でこう語る。「セックスをしても女性ホルモンは分泌されません。まるでグングン出るようなイメージですが、一生でひとさじ分しか分泌されないのですよ。セックスでキレイになれるなら、それを仕事にしている人は、女優以上にキレイな人ばかりになりますね」。
『女医が教える本当に気持ちのいいSEX』でおなじみの宋美玄さんも、サイトの中でこう指摘する。「女性ホルモンは乳がんや子宮体がんに影響を与えますから、もしセックスで分泌されるなら、セックスをたくさんしている人は皆がんになってしまいます。『夫がセックスレスだから、女性ホルモンが不足して体が不調になった』と産婦人科に来院する女性が多い。だから私は、新著で『女のカラダ、悩みの9割は眉唾』で、怪しい情報を流す女性誌にケンカを売っています」。
う~む。でも、よく「恋をしている女性はキレイに見える」という点はどうなのだろうか? 専門家のサイトを見ると、好きな相手と気持ちのいいセックスをしたり、ときめいたりすると、脳内から心を安らがせる「幸せホルモン」セロトニン、集中力を高める「やる気ホルモン」ドーパミン、そしてモルヒネの6倍の効果がある「快楽ホルモン」エンドルフィンが分泌されるそうだ。これらが女性を生き生きとさせるのだ。「ときめき」の対象は音楽やスポーツ、仕事でもいい。好きなことに打ち込んでいるあなたは輝いて見える。くれぐれも「セックスでキレイにしてあげる」という口説き文句に乗らないように。