AEDはスイッチ押すだけ、自分で喋って指示してくれる
救命救急で威力を発揮するのが、町のあちこちにあるAED(自動体外式除細動器)だ。AEDを使うと救命率は50.2%に上がるが、防災訓練の場などを含めても実際に使ったことのある人は全国民の3.6%しかいない。そこで、三宅らレギュラー3人がスタジオで実演した。
3人がお喋りしながら歩いていると、人形が倒れている。英玲奈がすぐに119番。三宅「AEDどこ?(スタッフに渡され)あった!」。バッグを開ける。蝶野が「まずボタンを押して」とアドバイス。電源スイッチがあり、押すと、「パッドを胸に装着してください」「コネクターを接続してください」と次々に声で指示してくれる。バッグの中に図まであり、体のどこにパッドを貼ればいいかもわかるのだ。
人形は女性で、ネックレスをしていた。蝶野が声をかける。「ネックレス、電気を通すから外さないと」。パッドを胸に貼ると、電気ショックが必要かどうかまでAEDが解析、「電気ショックを実行します。体から離れて下さい」。続いて「胸骨圧迫(心臓マッサージ)を開始してください」と指示が出る。1分間に100回のリズムだが、「コンコンコンコン」とAEDが音を出すので、それに合わせて行うことができる。
3人で交代しながら胸骨圧迫を続けていると救急車が到着。蝶野がほめた。「素晴らしい! ちゃんと3人で連携している。倒れているのが若い女性の場合、胸をはだけるとイヤじゃないですか。周りで人垣を作ってあげるといいです」。英玲奈がうなずく。三宅「AEDは最初に電源を入れることを知っておけば、難しくないね」。蝶野が最後に言った。「知識をちゃんと持っておくと家族の命を救えます。消防署で救命救急の講習会をやっていますから、ぜひ一歩踏み出して参加してください」。
三宅「この人、大事なこといっていますから、顔で判断しないように」