息の長い取り組みはSEALDsとは別の枠組みで
こういった活動は息の長い取り組みになりそうだが、実質的にSEALDsに残されている活動期間は8か月程度だ。SEALDsのEはEmergency(緊急)の略で、あくまで「緊急アクション」という位置づけだからだ。
芝田万奈さん(22、上智大4年)は、
「みんなが大学から卒業していくということもあるが、緊急アクションとして立ち上がったので、参院選をメドに解散して、その後また個人でやりたい人がいたら個人で集まって団体を作ればいい」
と説明し、諏訪原さんも息の長い取り組みはSEALDsとは別の枠組みで行うべきだとの考えだ。
「その先は衆院選の話で、この国のかじ取りを誰に任せるか、という話になってくる。その時にネガティブなことだけ言っていてもダメで、きちんとどういう方向を目指すのかについて色々な人を交えて話をしていかないといけない。それはエマージェンシー(緊急)とは違うものとして根付いていかないといけない」
「参院選で解散」の方針は9月26日未明放送の「朝まで生テレビ!」などで中心メンバーの奥田愛基(あき)さん(23、明治学院大4年)が明らかにしていたが、今回の会見で改めて真意が説明された。奥田さんは9月の会見には出席していたが、今回は学業のため欠席した。