菅官房長官、民主の議席減は「非常に印象的」
枝野氏は「全体として与党に対して非常に厳しい状況」とも述べたが、与党側は必ずしもそうは受け止めていないようだ。菅義偉官房長官は10月26日午前の会見で、
「全体を見ると、自民党は、ここはいつもの例だが、無所属で出た人が自民党に後で入党する。いろんなことがあって、そんなにこの結果について一喜一憂することはないだろうと思う」
と述べている。実際、無所属の当選者のうち2人については自民会派への合流が確実視されており、自民県連はさらに1人に合流を働きかけている。この3人が合流すれば自民会派の人数は30人で、過半数を確保することになる。菅氏は
「それと、社民党、民主党も大幅に議席を減らしたのが非常に印象的だった」
と皮肉をつけ加える余裕も見せていた。