ハンバーガーチェーン最大手のマクドナルドがお得なセットメニュー「昼マック」の販売をやめたその日、店を訪れた人が「お昼なのにがらがらだ」というツイートとともに、殆どお客のいないマック店内の写真をアップした。
一方、マック側はネット上の情報は事実ではなく、新たに投入したお得なセットメニューが大好評だと説明する。いったい何が本当なのか、実際に店舗に行ってみた。
マック、お昼なのにがらがら?
「マックでコーヒーブレイク。お昼なのにがらがらだ」
「昼休みに某サラリーマンの街駅前のマック通ったらレジ前ガラガラだった」
などといったツイートが2015年10月26日に出た。この日から「昼マック」の販売は無くなり、代わりに新商品の200円バーガーが発売された。
「昼マック」というのは14年10月8日から始まったお得なセットメニューで、例えばチーズバーガーとポテトMサイズ、ドリンクMサイズが350円で食べられた。ビッグマックのセットは550円だった。
「昼マック」と同じものを注文しようとすると、チーズバーガーのセットは500円に、ビックマックは670円になる。これは事実上の値上げで、お客がマックに行かなくなるのは当然だ、といった声があがっていた。本当にガラガラになのか、15年10月27日、都内の複数の店舗に行ってみた。
昼の12時近く、JR市ヶ谷駅近くの店舗に入ると客席は7割ほど埋まっていて、カウンターには10人以上の行列ができていた。午後1時過ぎにJR飯田橋駅近くの店舗に行くと、客席は6~7割埋まり、カウンターには数人の注文待ちのお客がいた。ちなみに、この両店の近くには「モスバーガー」の店舗があり、単純に比較をするとマックの方が賑わっていた。